(2023年10月1日、代表理事畠中秀幸SNSより)
連投失礼致します。
至極個人的な話になりますが、よろしければお付き合いください。
50年ほど前、私の弟は生後5ヶ月で病気によってなくなりました。
私は4歳。
その時から二人分生きる宿命を感じ始めた記憶があります。
建築と音楽の二つを生業にするようになったのはこの影響が大きいと思っています。
12年前に脳内出血で倒れて昏睡状態に陥ったとき、あの世との境い目で弟に出会いました。
彼に「こっちに来るな」と胸を押された瞬間に目が覚めました。
さらにその12年前(すなわち24年前)彼の墓を札幌の滝野に設計し、両親と共に建立致しました。
墓碑も墓標もない黒御影石の階段は鏡面の如く磨かれて空や周辺の風景を写し込みます。
そこに穿たれた一筋の「道=途、未知」は、我々家族と弟を繋ぐ縁として現前しています。
建立以来、毎月墓参し逆縁となった弟に手を合わせる度に、先祖への祈りとは少し違う「時間の捻れ」のようなものを常に感じていました。
その捻れは、倒れて死にかけた瞬間にも、弟の出現に象徴されるかのように確かに存在していたように思います。
来る10/9に石狩市厚田の「ひびきの丘」で行われる特別対談セミナーに、響きの杜クリニック院長西谷雅史先生、惠弘寺足立隆厳住職、チベット密教研究者飯田泰也氏と共に登壇致します。
当日はピアニスト押切雄太氏と演奏しながら、上記の「捻れ」について感じていることをもう少し詳しくお話させて頂きます。
本日10/1は午前中墓参の後、午後押切さんとひびきの丘へご挨拶に行って参りました。
担当の萩原さんとの打ち合わせを終えて空を見上げれば、美しい虹が…
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